「洗濯機はまだ動くけど、時々異音がして心配」
「洗濯機は何年で買い換えるのが良いの?」
など、洗濯機の不具合や買い替えのタイミングで悩まれていませんか?
洗濯機は日常に欠かせない家電製品ですので、できるだけ早く解決したいですよね。
そこで今回は、洗濯機の寿命のサインや買い替えどきのポイント、処分方法について解説します。
洗濯機の寿命や不具合に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
洗濯機の寿命は6~10年が目安
洗濯機の寿命は、6〜10年が目安です。
この目安は、メーカーが定める標準使用期間や消費者が実際に使用した期間が参考になっています。
メーカーの標準使用期間は6~7年
メーカーの標準使用期間は、6〜7年に設定されています。
経年劣化した家電製品を長期間使用すると、電気火災などの重大事故を起こしかねません。
そのため「消費生活用製品安全法」にもとづき、洗濯機が安全に使用できる目安を定めています。
また、洗濯機の部品保有期間は製造終了から6年間です。部品の保有期間を過ぎた場合は、修理ができない可能性があるので注意しましょう。
参照:消費生活用製品安全法 設計標準使用期間の標準的な使用条件(概要)
平均使用年数は10.9ヶ月
2024年3月に行われた消費動向調査によると、洗濯機の平均使用年数は10.9ヶ月でした。
その内、約78%の方が故障による買い換えをしています。
この結果からも分かるように、10年近く使っている洗濯機に不具合がある場合は、寿命が近づいているサインと言えるでしょう。
洗濯機が壊れる前兆を示す6つのサイン
洗濯機を長い間使用していると、異音や水漏れなどのトラブルが発生します。
洗濯機が壊れる前兆を示すサインは、以下の6つです。
- 異音がする
- カビ臭い
- 給水・排水できない
- 操作パネルに不具合がある
- 水漏れがある
- 電源コードの発熱・変色がある
洗濯機に不具合がある方は、修理や買い替えの目安にしてください。
異音がする
洗濯機から聞き慣れない異音がした場合は、一度電源を止めて下さい。
洗濯槽に鍵や小物が落ちていないか確認をしましょう。
何も落ちていない場合は、洗濯機内部のモーターの劣化が疑われます。
洗濯機の製造年数や、使用年数を確認しメーカーへ問い合わせましょう。
カビ臭い
掃除をしてもカビ臭さが取れない場合は、目に見えない洗濯槽の裏側まで汚れがこびりついている可能性があります。
この状態を放置すると、カビの繁殖が進行するほか、洗濯物にまで菌が移ってしまうでしょう。
また、経年劣化により、部品が腐食している場合も異臭が発生します。
心配な方は洗濯機の使用標準期間を確認したうえで、専門業者やメーカーに問い合わせてみてください。
給水・排水ができない
給水ができない場合は、水道の元栓が閉まっていないか確認しましょう。
元栓が開いていても給水されない場合は、給水フィルターの詰まりが考えられます。
給水フィルターは、蛇口と洗濯機を繋ぐホースの洗濯機側についているので、汚れが無いか確認してみてください。
また、排水ができない場合は、排水口や排水トラップのつまりが考えられます。
ホースを外し、排水トラップに溜まった汚れを取り除きましょう。
それでも改善されない場合は、洗濯機内のモーターが作動していない可能性があります。モーターが原因の場合は、修理か買い替えを検討しましょう。
操作パネルに不具合がある
洗濯機の操作パネルに不具合がある場合は、故障の可能性が高いです。
洗濯機の電源プラグを再度接続しても反応が無ければ、電子基板の故障が疑われます。
業者やメーカーに修理を依頼するか、買い替えを検討しましょう。
水漏れがある
水漏れが起きやすい箇所として、蛇口・ホース・洗濯機本体の3カ所が挙げられます。
蛇口やホースからの水漏れであれば、接続部分の調整や新しいホースへの切り替えにより、解消されるケースが多いです。
また、洗濯機本体からの水漏れはフィルターのつまりが考えられます。
フィルターの掃除や交換をすると解消される場合があるので、試してみてください。
以上の対策を取っても水漏れが解消されなければ、洗濯機本体の寿命のサインです。
新しい洗濯機への買い替えを検討したほうがよいでしょう。
電源コードの発熱・変色がある
電源コードが熱を持っていたり変色している場合は、無理に使用を続けると電気火災に繋がる危険性があるので、使用をやめましょう。
洗濯機本体には問題がなくても、コード内の銅線が腐食している場合があります。
電源プラグを抜き、メーカーや修理事業者に問い合わせてください。
洗濯機を選ぶときのチェックポイント3つ
洗濯機を選ぶ際にチェックしたいのが、洗濯機のタイプ、使用水量、静音性です。
ライフスタイルに合った洗濯機を購入するためにも、3つのポイントを押さえた選び方をおすすめします。
洗濯機のタイプ
洗濯機のタイプは大きく分けて縦型とドラム式の2種類です。
ここでは、縦型洗濯機とドラム式洗濯機の特徴と金額の相場をそれぞれご紹介します。
縦型 | ドラム式 | |
---|---|---|
特徴 | ・多めの水で洗うことで、頑固な汚れが落ちやすい。 ・スリムな製品が多く設置場所に困らない。 | ・縦型洗濯機に比べて少ない水で洗濯できるため、節水効果が高い。 ・本格的な乾燥機能が搭載された機種が多い |
金額相場 | 3万円~20万円台 | 8万円~30万円前後 |
価格.com
縦型とドラム式では、洗浄力や洗濯機本体の大きさに違いがあるのが分かります。
タイプによって使い勝手が変わるので、自分に合ったものを選びましょう。
使用水量
洗濯機の機種によって、使用する水量にも違いがあります。
以下は縦型とドラム式の使用水量を比較した例です。
※洗濯容量12㎏の場合
縦型 | ドラム式 | |
---|---|---|
洗濯容量 | 12㎏ | 12㎏ |
1回あたりの標準使用水量 | 約150L | 約83L |
1回あたりの水道代 | 約40円 | 約22円 |
縦型に比べ、ドラム式はおよそ半分の水量で洗濯できます。
また、縦型洗濯機でも「エコ機能」や「泡洗浄コース」を搭載した機種は使用水量を抑えたタイプですので、選ぶ際のポイントにしてみてください。
静音性
洗濯機によっては、稼働中の運転音が大きく、気になる方もいます。
夜間や早朝に洗濯をしたい方は、静音性に優れた洗濯機を選ぶのがおすすめです。
静音性能に優れている洗濯機は、運転時の動作音が40dB以下に設定されています。
この基準を目安に、より小さい数値の洗濯機を選びましょう。
修理・買い替えを見極める症状
洗濯機に不具合が起きた時、そのまま使用を続けていると急に作動しなくなったり、トラッキング現象による火災の危険も考えられます。
修理か買い替えかを見極めて、洗濯機の不具合を解消しましょう。
修理がおすすめの場合
洗濯機の部品保有期間が過ぎていなければ、修理をした方が費用もかかりません。
修理にかかる費用の相場がこちらです。
症状 | 修理項目 | 修理費用の相場 |
---|---|---|
異常音がする | ・駆動部品の交換 ・給水弁、排水弁の修理 | 24,000円~79,200円前後 |
電源が入らない | ・メイン基板の交換 | 30,000円~54,000円前後 |
給水しない | ・給水弁の交換 ・電気回路部品などの交換 | 28,000円~38,500円前後 |
排水しない | ・排水弁、排水ホースの交換 | 11,000円~22,000円前後 |
水が漏れる | ・パッキン、排水ホースなどの交換 ・排水口の詰まり除去 | 12,000円~28,600円前後 |
SHARP 洗濯機 出張修理概算料金
メーカーや、家電修理の専門事業者に相談してみましょう。
買い替えがおすすめの場合
製造年から6年以上経っている場合は、買い替えがおすすめです。
修理をしても標準使用期限がすぐに切れてしまうので、より安全に使用するためにも買い換えを検討しましょう。
洗濯機の処分方法3つ
洗濯機は家電リサイクル法で特定家庭用機器とされています。
自治体の粗大ゴミでは処分できないので、注意しましょう。
洗濯機の処分方法は、以下の3つです。
- 家具販売店に引き取ってもらう
- 自治体が指定する引取場所に持ち込む
- リサイクルショップに依頼する。
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
家電量販店に引き取ってもらう
家電量販店では、洗濯機の買い替えと同じタイミングで引き取りをしてもらえます。
洗濯機の大きさによって金額は変動しますが、リサイクル料や運搬費を合わせると、5,000〜8,000円ほどが相場です。
また、引き取りのみにも対応しています。引き取りのみの場合は、リサイクル料や運搬費を合わせて7000円〜8,000円ほどが相場です。
参照:ケーズ電気 リサイクル回収について
ヤマダ電機 家電リサイクル回収のお申し込みについて
自治体指定の引取場所に持ち込む
洗濯機を運搬できる場合は、自治体が指定する引取場所に持ち込んで処分できます。
あらかじめ、郵便局で家電リサイクル券を購入しましょう。
リサイクル料金は、各市町村によって変わりますが、平均3,000円ほどです。
料金は「リサイクル料金確認ホームページ」にて確認できます。
また、全国の指定引取所は「一般財団法人家電製品協会 家電リサイクル券センター」の指定引取場所検索ページで確認できます。
リサイクルショップ等に依頼する
洗濯機がまだ壊れていなければ、リサイクルショップでの買い取りが可能です。
出張買取に対応しているリサイクルショップを選べば、査定から運搬まで一括で行ってもらえます。
また、買取が不可の場合は有償での引き取りも可能なため、大きな洗濯機の処分にも困りません。
新しい商品への買い換えに迷っている方は、洗濯機が稼働するうちに査定してもらうのもおすすめです。
洗濯機の寿命に関するよくある質問
最後に、洗濯機の寿命に関するよくある質問を紹介します。
パナソニックなど、メーカーによって寿命は変わりますか?
パナソニックなど、メーカーによって寿命は変わりません。
洗濯機の寿命は、使用頻度によって変動します。
標準使用期間が6〜7年でも、1日に数回使用するご家庭と2〜3日に1回使用するご家庭では、寿命が変わってくるのです。
洗濯機を長持ちさせる方法はありますか?
洗濯機を長持ちさせる方法は5つあります。
- 洗剤を入れすぎない
- 洗濯物を詰め込みすぎない
- 洗濯後は扉をあけ、槽内を乾燥させる
- 日常のお手入れを行う(フィルター掃除、洗濯槽の掃除)
- 使った後は、水道の元栓を閉める
上記5つの方法を行い、洗濯機を長持ちさせましょう。
まだ動く洗濯機を買い換えるのはもったいないですか?
洗濯機は正しい使用方法と定期的な掃除を心がければ、長持ちします。
中には洗濯機の寿命まで20年ほどもつケースもあるようですが、標準使用期限を過ぎた洗濯機は安全性の保障がありません。
洗濯機が動き、標準使用期間内であれば高価買い取りをしてもらえる場合もあります。
気になる洗濯機があれば、買い換えを検討するのがおすすめです。
まとめ:洗濯機の処分・買取は再良市場におまかせ!
本記事では、洗濯機の寿命を見極めるポイントや買い替えのタイミング、処分方法について解説しました。
洗濯機の寿命は6年〜10年程とされていますが、不具合が見つかった場合は標準使用期限と照らし合わせて買い替えを検討するのがおすすめです。
洗濯機のタイプや使用水量など、ライフスタイルに合った洗濯機を見つけましょう。
再良市場では、ドラム式洗濯機や縦型洗濯機を多数取り揃えています。
洗濯機をお探しの方はぜひご利用ください。
また、再良市場では洗濯機のような重たい家電も、無料で出張買取させていただきます。
お問い合わせフォーム、お電話、写真を送るだけで査定ができる「LINE査定」もありますので、ぜひお気軽にお問合せください。