「靴を寄付したいけど、どこの団体がおすすめなの?」
靴の寄付を募っている団体は数多くあり、どこの団体を選べばいいか分からないと感じている方は少なくありません。寄付するのが初めての方は、自分が寄付したものが困っている人々にちゃんと届くのか、不安に感じてしまう方もいるでしょう。
そこでこの記事では、靴の寄付におすすめな団体やサービスを6つ紹介します。団体を選ぶポイントや靴を寄付する際の注意点も解説しているので、困っている人々の役に立ちたいという方はぜひ最後までお読みください!
靴を寄付するメリット
靴を寄付することで、以下のようなメリットをもたらします。
- 必要としている人の役に立つ
- 環境問題の解決に貢献できる
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
必要としている人の役に立つ
発展途上国では、素足かサンダルで過ごす人がまだまだ少なくありません。新しい靴を購入する余裕がなく、サイズが合わない靴を履き続けている子どもも大勢います。発展途上国は足場が悪い場所も多いため、つねにケガのリスクをともないながら生活しているのが現状です。
そのような環境に置かれた人々に靴を届けることで、ケガや病気のリスクから身を守れるようになります。特に子どもは成長が早くさまざまなサイズの靴が必要になるため、寄付で集めた靴は多くの子どもたちに喜んで使ってもらえます。
環境問題の解決に貢献できる
履かない靴は、ごみとして処分するのが一般的でしょう。しかし、まだキレイな状態のものであれば、寄付をすることでごみを削減でき、環境問題の解決にも貢献できます。
日本では捨てられた靴のほとんどが焼却処分されており、二酸化炭素を排出することにつながっています。二酸化炭素が増えると地球温暖化が進み、私たちの生活を脅かしかねません。一人ひとりが意識し環境問題の解決に取り組んでいくことは、今後より一層重要になってくるでしょう。
【6選】靴を寄付するのにおすすめな団体・サービス
ここでは、靴を寄付するのにおすすめな団体・サービスを6つ紹介します。
- エコトレーディング
- NPO法人ワールドギフト
- KIFUcoco
- リボーンプロジェクト
- アジアリサイクル貢献活動
- 西武・そごう
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
エコトレーディング

団体名称 | エコトレーディング(株式会社ウォーク) |
代表者 | 清水 実 |
住所(送付先) | 〒485-0072 愛知県小牧市元町2-181 |
電話番号 | 0568‐74‐7400 |
事前連絡(申込み) | 必要なし |
金額 | 送料のみ |
持ち込み | 受付可能 |
エコトレーディングは、リサイクルショップ再良市場を運営している、株式会社ウォークの輸出部門として活動している団体です。家庭からでた不用品をタイ・フィリピンなどの発展途上国へ輸送し、現地で安く販売することで人々の生活に役立てています。また、売り上げの一部は現地の孤児院や国内の児童養護施設に寄付しており、子どもたちの支援にも力を入れています。
基本的にさまざまな種類、サイズの靴を受け入れており、極端な汚れがあるものや穴が開いているものでなければ寄付することが可能です。
寄付の方法はシンプルで、自身で用意した空き箱や袋に靴を梱包し、送付先住所に元払いで送るだけです。事前連絡や申込みは必要ありません。
なお、持ち込みにも対応しており、近くにお住いの方は送料をかけることなく寄付することが可能です。事前連絡も必要なく、水曜日以外ならスタッフがいつでも対応してくれるので、気軽に持ち込めるのもうれしいポイントでしょう。
NPO法人ワールドギフト
団体名称 | NPO法人ワールドギフト |
代表者 | 平井 尊雄 |
住所(送付先) | 〒538-0031 大阪府大阪市鶴見区茨田大宮3-7-52 ※事務作業のみ |
電話番号 | 06-7505-4585 |
事前連絡(申込み) | 必要あり |
金額 | 3辺合計 140センチメートル以内:2,900円 ※送料込み 3辺合計 160センチメートル以内:3,700円 ※送料込み 3辺合計制限なし:2,900円+送料 |
持ち込み | 対応不可 |
ワールドギフトは、物品の寄付支援を中心に、食糧支援や医療支援などをおこなっている国際協力団体です。その他にも、危険な水の使用を強いられている世界各地に安全な水を支援することにも力を入れています。
基本的にどのような靴でも寄付の対象となりますが、明らかに再利用できない靴は除いてください。
靴を寄付する際は、自身で用意した空き箱や袋に靴を梱包し、サイズが確定したうえで申込みフォームから集荷の手配をおこないます。送料は寄付金のなかに含まれているので、集荷時に支払う必要はありません。
寄付金は集荷当日までに銀行振込にて入金をおこなう必要があります。振込先は申込み後に送られてくるメールに記載があるので、見落とさないように注意しましょう。なお、集荷までに寄付金の入金が確認できない場合、靴の寄付を受け付けてもらえなくなるため、忘れないように注意してください。
KIFUcoco
団体名称 | KIFUcoco(株式会社EBSカンパニー) |
代表者 | 岡本 直樹 |
住所(送付先) | 〒731-0214 広島市安佐北区可部町大字桐原822 |
電話番号 | 082-881-1666 |
事前連絡(申込み) | 必要なし |
金額 | 送料のみ |
持ち込み | 対応可能 ※持ち込みの場合は事前連絡が必要 |
KIFUcocoは、不用品のリユースによって現金を捻出し、各支援団体へ寄付する活動をおこなっている団体です。寄付実績も定期的に公開しており、不用品を寄付しやすい、オープンな団体を目指しています。
基本的に、ほとんどの靴を寄付することが可能です。大きな汚れや破損などがなければ、名前が書いてあるものでも問題ありません。
寄付する際は、自身で用意した段ボールに靴を梱包し、送付先住所に元払いで送りましょう。なお、10種類以上ある支援団体から寄付先を選ぶことが可能で、機関名を明記した紙をダンボールに同梱することで自身が支援したい団体に寄付できます。
持ち込みにも対応しておりますが、スタッフが不在の場合もあるので事前連絡が必要です。
リボーンプロジェクト
団体名称 | リボーンプロジェクト(株式会社GoodService) |
代表者 | 山村 秀炯 |
住所(送付先) | 〒501-2571 岐阜県岐阜市太郎丸向良162 |
電話番号 | 058-229-5238 |
事前連絡(申込み) | 必要なし |
金額 | 送料のみ専用回収キットを購入する場合は2,600円 ※送料込み |
持ち込み | 受付不可 |
リボーンプロジェクトは、不用品回収業者の株式会社GoodServiceが運営している団体です。まだ使える不用品を海外で現地販売して売り上げの一部を寄付し、おもにポリオワクチンとして提供しています。
靴は子ども用から大人用まで寄付できますが、冬用のブーツや上履きは対象外になります。また、再利用できないような靴底がもろいものや穴が開いているものも除くようにしましょう。
靴を寄付する際は、以下の2通りの方法から選んで送ります。
- 自身で空き箱を用意し、元払いで送る
- 専用回収キットを購入して送る
専用回収キットは、ホームページから購入可能です。料金は2,600円(税込)で、支払い方法はクレジットカード払いのみとなります。回収キットが届いたら靴を梱包し、付属の伝票を貼り付けて電話で集荷を依頼しましょう。送料は専用回収キットの料金のなかに含まれているので、集荷時に支払う必要はありません。
アジアリサイクル貢献活動
団体名称 | アジアリサイクル貢献活動 |
代表者 | 北野 清隆 |
住所(送付先) | 〒547-0011 大阪府大阪市平野区長吉出戸1-11-55 |
電話番号 | 06-6796-7441 |
事前連絡(申込み) | 必要なし |
金額 | 送料のみ |
持ち込み | 対応可能 ※持ち込みの場合は事前連絡が必要 |
アジアリサイクル貢献活動は、2013年より活動を始めた団体です。タイを中心に、アジアの恵まれない子どもたちや障がい者施設に寄付をおこなっています。
ほとんどの靴が寄付の対象となりますが、不安がある場合は電話やメール、LINEで問い合わせることも可能です。
寄付の方法は簡単で、自身で用意した空き箱や袋に靴を梱包し、送付先住所に元払いで送るだけです。キレイな箱を用意する必要はなく、使用済みのもので問題ありません。
なお、持ち込むことも可能ですが、事前連絡が必要になるので注意しましょう。
西武・そごう
こども靴の寄付を考えている場合、西武・そごうの下取りサービスを利用するのもひとつの方法です。
西武・そごう各店舗の『下取りコーナー』へこども靴を持っていけば、1点につき500円の割引券がもらえます。下取りは1回あたり3点までで、サンダルや上履き、スリッパなどは対象外なので注意しましょう。
下取りで集めたこども靴は、靴を必要としているザンビア共和国の子どもたちの元へ届けられます。
なお、送付することはできないため、店舗に持参する必要があります。近くに店舗がない場合や、西武所沢S.C.と西武東戸塚S.C.は対象外の店舗になるため、注意が必要です。
靴を寄付する団体・サービスを選ぶポイント
靴を寄付しようと調べても、どこの団体・サービスを選べばよいか迷ってしまう方は少なくありません。
そこでここでは、靴を寄付する団体・サービスを選ぶポイントを3つ紹介します。
- 自分が支援したい人や国に寄付しているか
- 定期的に活動報告しているか
- 活動を応援したいと思えるか
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
自分が支援したい人や国に寄付しているか
団体やサービスによって、寄付をおこなっている人や国は違います。自分が支援したい先が明確に決まっている方は、それを選ぶ基準にするのもひとつです。
例えば、アジアに住む子どもたちを助けたいと思っている方もいれば、アフリカの支援をおこないたいと思う方もいるでしょう。自分が支援したい先に寄付できれば、より嬉しく感じるものです。
一方で、困っている人々の役に立ちたいと思っていても、支援したい人や国が明確に決まっていない方もいるでしょう。その場合は、団体の活動やサービスの内容を調べていくなかで、自分が支援したい先を考えていくのもよいかもしれません。
定期的に活動報告しているか
定期的な活動報告をおこなっているかどうかは、団体・サービスを選ぶうえで重要なポイントです。
どれだけ少なくても、一年に一回の活動報告もしていない団体には注意が必要です。特にNPO法人は、月額制の寄付会員を集めてる団体が多いため、寄付者の方たちに向けた活動報告はするべきと考えられます。
活動報告は、ホームページやSNSで簡単に確認できます。休止状態の団体を見分けるためにもよく確認し、寄付先を選ぶ際の参考にしましょう。
活動を応援したいと思えるか
活動内容を確認したうえで、その団体やサービスを応援したいと思えるかどうかも、選ぶ際には重要でしょう。
しっかりした団体ほど、ホームページやSNSは定期的に更新しています。活動報告やスタッフのブログ、代表の挨拶などはよく目を通し、どのような想いで寄付活動に取り組んでいるのかを確認してください。一つだけでなく、複数の団体やサービスを比較するとよいでしょう。
靴を寄付する際の注意点
靴を寄付する際には、以下のような注意点があります。
- ボロボロな靴は寄付しない
- 団体によっては寄付できる靴の種類が限られる
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
ボロボロな靴は寄付しない
ボロボロで、あまりにもひどい汚れがある靴は寄付しないようにしましょう。明らかに履けない靴は発展途上国へ送れず、団体側で処分しなければならなくなるため、団体の活動に支障をきたす恐れがあります。
寄付できるかどうか迷った際は、自分なら履きたいと思えるかどうかで判断するとよいでしょう。また、キレイな状態でも使用済みのものなら、洗ってから送るのがベストです。
団体によっては寄付できる靴の種類が限られる
団体やサービスによっては、寄付できる靴の種類が決まっている場合があるので注意が必要です。
例えば、暑い国に住んでいる人々を支援している団体は、冬用のブーツを寄付対象外にしているところもあります。また、子どもの靴に限定して寄付を募っている団体やサービスもあります。
さまざまな種類の靴を受け付けているところも多いですが、団体に送る際やサービスを利用する際は、寄付できる靴の条件をよく確認してからにしましょう。
靴の寄付でよくある質問
ここでは、靴の寄付についてよくある質問にお答えします。
名前が書いてある靴も寄付できますか?
名前が書いてある靴も、寄付の対象としている団体は多くあります。特に子どもの靴は名前を書くケースが多いので、寄付できるのはうれしいポイントでしょう。
なかには寄付できない団体もあるので、事前に確認しておくと安心です。
古着も一緒に寄付できますか?
サイズや重さがオーバーしなければ、靴と一緒に古着も送れます。タンスの肥やしになっているもので、状態がよければ寄付を検討してみるとよいでしょう。
靴と同様、古着もキレイに洗濯してから送るのがマナーです。落ちない汚れや破れがあるものは、除くようにしてください。
なかには新品の服しか寄付できない団体もあるので、事前に確認するようにしましょう。
靴を寄付する際、着払いは可能ですか?
団体へ靴を送る際は、元払いが基本です。寄付者が送料を負担することで、困っている人により多くの寄付ができるようになるからです。
団体によっては靴を送る際にお金を寄付し、送料は寄付金のなかに含まれるケースもあります。靴を寄付する際は寄付金の有無も確認して、納得のうえでおこないましょう。
まとめ:靴の寄付はエコトレーディングがおすすめ!
靴を寄付することで、必要としている人々の役に立つだけではなく、恵まれない子どもたちの支援にもつながります。また、環境問題の解決に貢献できるようになります。
靴を寄付する際は、ぜひエコトレーディングにおまかせください。(※エコトレーディングは弊社、㈱ウォーク 再良市場の輸出部門です)
寄付いただいた靴は、おもにタイ・フィリピンのリサイクルショップに販売し、現地の生活に役立てています。また、売り上げの一部を現地の孤児院や国内のNPO団体へ寄付しており、貧しい子どもたちの支援にも力を入れています。
靴を寄付していただくにあたり、事前連絡や申込みは一切必要ありません。ご自宅にある空き箱や袋に靴を梱包いただき、元払いで送付先住所にお送りいただくだけで大丈夫です。期間は設けておりませんので、お客様のご都合のよいタイミングで送っていただけます。
ホームページでは宅配寄付の報告もおこなっており、他の方がどのようなものを寄付しているのかもご確認いただけます。
水曜日以外の10:00~17:00の間(※13:00~14:00を除く)でしたら持ち込みにも対応しておりますので、お近くにお住いの方はぜひお気軽にお越しください!