「ドラム式洗濯機の寿命はどれくらい?」
「買い替えのタイミングを知りたい」
ドラム式洗濯機は長い年月使用できるため、寿命が何年程度でどのようなタイミングで買い替えるといいのか、悩んではいませんか?
本記事では、ドラム式洗濯機の寿命をはじめ、買い替えのタイミングについて解説します。また、ドラム式洗濯機の処分方法や新しい洗濯機の選び方も解説するため、買い替えまでの流れも理解できるでしょう。
現在、使用しているドラム式洗濯機の調子が悪い人や買い替えを検討している人は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
ドラム式洗濯機の寿命は6年〜10年程度
ドラム式洗濯機の寿命は、6年〜10年程度とされています。実際に電気洗濯機の保有年数は6年と定められているため、使い方に問題がなければ6年以上(※)は利用できるでしょう。
また、洗濯機にも耐用年数があるため、寿命を把握しておきたいのであれば、事前に確認しておくのがおすすめです。洗濯機などの製品には「電気用品安全法」に従い、期間等を表示しなければいけません。(※)
そのため、耐用年数等を確認するのであれば洗濯機の本体や蓋部分に貼ってあるシールを確認してみましょう。
(※)参考:別表3 補修用性能部品表示対象品目と保有期間|公益財団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会、電気用品安全法|経済産業省
ドラム式洗濯機を買い替えるべき7つのタイミング
ドラム式洗濯機を使用していると、いつかは壊れてしまいます。
しかし、買い替えの際は壊れてしまってからでは遅いため、できるだけタイミング良く交換したいと考える人も多いでしょう。
もし、壊れる前に買い替えを考えているのであれば、以下の7つのタイミングで行うのがおすすめです。
- 洗濯機の電源がつかない
- 洗濯中に変な音がする
- 途中で洗濯機が止まる
- 注水や脱水ができていない
- 洗濯物の乾燥ができていない
- 洗濯機から異臭がする
- 原因不明の水漏れがある
洗濯機の電源がつかない
コンセントに繋がっているのにもかかわらず、洗濯機の電源がつかない場合は故障の可能性が考えられます。一度、コンセントを抜き再度挿して電源が入るか確認してみましょう。場合によっては、問題なく動くかもしれません。
もし、抜き挿ししても電源がつかない場合はメーカーに問い合わせて修理してもらうか、買い替えを検討しましょう。保証期間内の故障であれば、無料で対応してもらえる可能性もあります。
洗濯中に変な音がする
洗濯中に聞き慣れない音がする場合は故障する寸前かもしれません。
例えば、洗濯機を回していて「ガリガリ」と音がする場合は、モーターの劣化が考えられます。部品の交換だけで済む可能性もありますが、買い替えを考えているのであればタイミング的にはちょうどいいでしょう。
ただし、不規則に「ガリガリ」と音がする場合や「カラカラ」と音がする場合は、洗濯機の中に洗濯物以外の物が入っている可能性があります。一度洗濯機を止めて中身を見て、問題ないか確認しましょう。
途中で洗濯機が止まる
洗濯が終わっていないのに途中で止まってしまう場合は、故障する前触れの可能性があります。
ただし「E」などのエラー表示が出ているのであれば、付属の説明書を確認することで原因を解決できるでしょう。
もし、エラー表示もなく再度電源ボタンを押しても動かない場合は、故障の可能性が高いため買い替えを検討する必要があります。
注水や脱水ができていない
洗濯中の注水や脱水ができていない場合は、注水弁や排水弁に問題が生じている可能性があります。
もし、注水弁や排水弁の異常が注水等に影響を与えているのであれば、交換することで問題を解消できるでしょう。
ただし、洗濯機内のモーターが原因の場合は買い替えが必要になる可能性が高いです。メーカーに問い合わせして修理できる可能性もありますが、モーターが原因の場合は買い替えを検討しましょう。
洗濯物の乾燥ができていない
洗濯物の乾燥ができていない場合は、洗濯機の寿命が迫っているサインかもしれません。乾燥時に使用されるヒーター等が劣化しているのであれば、修理ができない可能性も高く、買い替えが必要です。
ただし、主要部品の劣化ではなくフィルターの掃除ができておらず、ゴミが溜まっていることなどが原因の可能性もあります。
まずはフィルターを掃除して、それでも乾燥ができていなければ修理や買い替えを検討しましょう。
洗濯機から異臭がする
洗濯機から異臭がする場合は、洗濯機内で問題が発生している可能性があります。
例えば、焦げた匂いがする場合は、異物が洗濯機内に入り摩擦が発生している可能性が考えられます。
ただし、異臭の中でもカビの臭いがする場合は別です。自分自身で洗剤等を利用し、クリーニングをすることで改善できる可能性があります。
もし、クリーニングで解消できず内部までカビが進行している場合は、買い替えを検討しましょう。
原因不明の水漏れがある
洗濯していて水漏れが激しく、原因がわからない場合は洗濯槽が劣化していることが考えられます。もし、洗濯槽が問題なのであれば経年劣化によるものと予想されるため、買い替えがおすすめです。
ただし、水漏れの原因が給水ホース等であれば、問題を解消できるでしょう。
例えば、蛇口部分や接続箇所を掃除したり、部品を交換したりすることで解決できる可能性があります。
まずは、どこから水漏れしているのか確認するところから始めましょう。
ドラム式洗濯機の寿命と勘違いしやすい3つの現象
ドラム式洗濯機の買い替えのタイミングに当てはまり寿命だと思っても、実はまだ使用できる場合もあります。以下の3つの現象が起きている場合、寿命と勘違いしている可能性があります。
- 洗濯中の音がうるさい
- スタートボタンを押しても回らない
- 購入初期より給水が遅い
それぞれ詳しく解説しますので、問題を解決できないかもう一度確認してみましょう。
洗濯中の音がうるさい
洗濯中に洗濯機の音がうるさい場合、故障ではない可能性もあります。音にもよりますが「カラカラ」や「ガタガタ」と鳴る場合は、異物が入っていることが考えられます。
例えば、ポケットの中に小銭が残っていて洗濯中に出てしまった場合「カラカラ」と音が鳴るでしょう。
他にも、規定の容量を守らず洗濯物を入れすぎてしまうと大きな音がする可能性があります。一度、洗濯物の中身を確認したり量を減らしたりして、問題がないか確認しましょう。
スタートボタンを押しても回らない
洗濯機のスタートボタンを押しても回らない場合は、使い方を改善するだけで解決できる可能性があります。
例えば、洗濯機によって決められている容量を守らずに、大量の洗濯物を入れてしまうと回らない場合があります。
もし、容量を守らずに回せていたとしても、故障の原因となりかねませんので注意が必要です。また、洗濯機の置く場所が安定せず傾いている場合も、回らない可能性があります。
購入初期より給水が遅い
購入初期と比較して給水が遅い場合は、フィルターの汚れが原因である可能性が考えられます。そのため、一度給水弁を綺麗にしてゴミを取り除きましょう。
もし、掃除をしても給水が早くならない場合は、給水ホースの周りの部品が原因であることが考えられます。
例えば、ゴムパッキンの劣化などの可能性があります。部品を交換するだけで済む場合もありますので、買い替えとまではいかないことも多いです。
ドラム式洗濯機の買い替えと修理は使用年数で判断
ドラム式洗濯機を使用して5年程度経った頃に故障した場合、修理をするか買い替えるかで悩む人もいるでしょう。
もし、悩んだ際はドラム式洗濯機の寿命ともいわれる6年を基準に考えてみてください。6年以内の故障であれば部品交換等で済む場合も多いですが、6年以上経っていると修理では対応できない可能性もあります。
近年は、ドラム式洗濯機も進化しており省エネな洗濯機も増えているため、6年以上経過している場合は思い切って買い替えも検討してみましょう。
ドラム式洗濯機の処分方法3つ
ドラム式洗濯機を買い替える場合、現在使用している洗濯機は必要なくなります。
しかし、洗濯機を買い替える機会は何度もあるわけではないので、処分方法を知らない人もいるでしょう。
もし、処分の仕方に困った際は、以下の3つの方法を参考にしてみてください。
- 購入店舗に引き取ってもらう
- リサイクルショップ等で買取してもらう
- 自治体のルールに沿って処分する
購入店舗に引き取ってもらう
洗濯機を買い替えたときに、購入店舗に使わなくなった洗濯機を引き取ってもらうことが可能です。費用はかかりますが、購入した洗濯機の導入と同時に引き取ってもらえるため、手間もかかりません。
もし引き取ってもらうのであれば、購入店舗によって費用が異なるため事前に確認しておきましょう。
例えば、ヤマダ電機で洗濯機や衣類乾燥機をリサイクルする場合の費用は以下の通りです。
リサイクル回収料金(税込) | 集積運搬料(税込) | 合計(税込) | |
---|---|---|---|
A・Bグループ | 2,530円 | 2,500円 | 5,030円 |
指定法人 | 3,300円 | 2,500円 | 5,800円 |
ヤマダ電機製品 | 2,805円 | 2,500円 | 5,305円 |
サムスン電子ジャパン | 2,640円 | 2,500円 | 5,140円 |
リサイクルショップ等で買取してもらう
リサイクルショップに洗濯機を持ち込み、買い取ってもらう方法もあります。似たような方法としてフリマアプリなどに出品する方法もありますが、できるだけ早めに洗濯機を引き渡したいのであれば、リサイクルショップを利用するのがおすすめです。利用するショップによっては自宅で査定をしたり取りに来てもらえたりします。
ただし、あまりにも古い洗濯機の場合は買取してもらえない可能性もありますので注意しましょう。
自治体のルールに沿って処分する
購入店舗での引き渡しやリサイクルショップでの買取が難しい場合は、指定取引所で処分することを検討しましょう。回収する自治体によってルールは異なりますが、大まかな流れとしては以下の通りです。
- 郵便局の窓口で家電リサイクル券をもらう
- 郵便局の窓口で料金を支払う
- 指定取引所に洗濯機を持ち込む(回収に来てもらう場合は別途集積運搬料金がかかる)(※)
もし、指定取引場所がわからない場合は、一般財団法人家電製品協会のサイトから確認できます。
(※)参照:指定引取場所検索|一般財団法人家電製品協会
自分に合ったドラム式洗濯機の選び方4つ
ドラム式洗濯機を購入するときは、利用用途や家族構成などをもとに自分に合ったものを選ぶ必要があります。ドラム式洗濯機の購入は大きな出費のため、購入後に後悔しないものを選ぶことが重要です。
もし、ドラム式洗濯機の選び方で悩んだ際は、以下4つのポイントに注目してみてください。
- 乾燥方式
- 一度に洗濯できる量
- 洗濯機の大きさ
- 備わっている機能の種類
乾燥方式
ドラム式洗濯機を選ぶ際は、乾燥方式を何にするのか考えておきましょう。ドラム式洗濯機には、以下2つの乾燥方式があります。
乾燥方式 | 特徴 |
---|---|
ヒーター方式 | ヒーターを使用する |
ヒートポンプ方式 | ヒーターを使用しない |
例えば、電気代を下げてドラム式洗濯機を使用したいのであれば、ヒーターを使用しないヒートポンプ方式の方が節約できます。(※)
このように、洗濯の回数や節約に対する考えなどによって乾燥方式をどちらにするか決めましょう。
(※)参照:乾燥の種類|ドラム式と縦型 乾燥機能の違い|Panasonic
一度に洗濯できる量
一度の洗濯で洗える容量を確認しておきましょう。洗濯機の容量について考える際は、家族構成や一度に洗濯する量を事前に把握しておく必要があります。
例えば、4人家族の場合は容量の大きい洗濯機を選ぶ方がいいでしょう。1日に洗濯する量は1人あたりおおよそ1.5kgとされており、さらに余裕を持って洗濯できる容量を確保しておくのがおすすめです。
もし、洗濯機の容量について悩んだ際は以下の参考にしてみてください。
洗濯機の容量 | 家族構成 | 利用に向いている人 |
---|---|---|
6kg程度 | 1人〜2人 | 毎日洗濯する人 |
8kg以上 | 3人以上 | 毎日こまめに洗濯する人 2日程度に1回まとめて洗濯する人 |
12kg以上 | 4人以上 | 週末にまとめて洗濯する人 布団や毛布など大きなものも洗濯する人 |
洗濯機の大きさ
自宅に置けるスペースを把握したうえで、洗濯機の大きさを考えて選びましょう。洗濯機の大きさは、メーカーや容量によってさまざまです。
もし、自宅に置けるスペースと洗濯機の大きさがマッチしないと、最悪の場合洗濯機を置けません。
また、ドラム式洗濯機の場合は縦型洗濯機と違い、蓋を開けるスペースも確保しておく必要があります。店舗で実物を見るときは、実際に蓋を開いてみて自宅でも開閉できそうか確認してから購入しましょう。
参考記事:ドラム式洗濯機はいらない?
備わっている機能の種類
ドラム式洗濯機にはさまざまな機能が備わっているため、自分が欲しい機能が付いているか確認しましょう。
例えば、ドラム式洗濯機に付いている機能としては以下のようなものがあります。
- 洗剤の自動投入機能
- スマホ連携機能
- 温水機能
- 自動おそうじ機能
- チャイルドロック機能など
備わっている機能の数が多いほど値段も高い傾向にあります。そのため、本当に必要な機能を事前に考えたうえで購入するようにしましょう。
ドラム式洗濯機の寿命に関するよくある質問
最後に、ドラム式洗濯機の寿命に関するよくある質問を4つ紹介します。
- パナソニックや日立のドラム式洗濯機は寿命が短いですか?
- ドラム式洗濯機と縦型洗濯機で寿命が長いのはどちらですか?
- ドラム式洗濯機の寿命を長くするコツはありますか?
- おすすめのドラム式洗濯機はありますか?
パナソニックや日立のドラム式洗濯機は寿命が短いですか?
メーカーによって寿命が短かったり壊れやすかったりといったことはありません。中にはパナソニックや日立のドラム式洗濯機は寿命が短いなどの意見を目にすることもあるでしょう。もちろん、ドラム式洗濯機の平均的な寿命より短い場合もあります。
しかし、利用頻度や使い方によって左右されることもあるため、一概に壊れやすいとはいえません。
例えば、毎日3回洗濯機を回す人と2日に1回しか回さない人とでは、回す回数が少ない人の方が寿命の長い可能性があります。
ドラム式洗濯機と縦型洗濯機で寿命が長いのはどちらですか?
どちらも同じ程度の寿命とされています。そのため、寿命が長い方を選ぼうと考えているのであれば、どちらを選んでも大きな差はないでしょう。
ただし、1日に洗濯機を使用する回数や使い方によって想定よりも短い期間で壊れてしまう可能性もあります。利用回数についてはともかく、使い方については改善できるため、長く洗濯機を利用するためにも丁寧に使うことを心がけましょう。
ドラム式洗濯機の寿命を長くするコツはありますか?
ドラム式洗濯機の寿命を長くするコツは主に5つあります。
- 洗濯物を詰め込みすぎない
- 洗剤を多く入れすぎない
- 洗濯機に異物を入れない
- 使用後は蛇口を閉めておく
- 洗濯槽を乾燥させカビが発生しないようにする
- 定期的に掃除をしてゴミが溜まらないようにする
以上の点を気をつけることで、ドラム式洗濯機を長く使える可能性が高まります。
おすすめのドラム式洗濯機はありますか?
おすすめのドラム式洗濯機として、以下の3つが挙げられます。
メーカー | 品番 | サイズ(幅×高さ×奥行)mm | 洗濯容量 | 乾燥容量 | 乾燥方式 |
---|---|---|---|---|---|
Panasonic | NA-LX129CL | 639×1060×722mm | 12.0kg | 6.0kg | ヒートポンプ乾燥 |
日立 | BD-SG110JL | 630×1050×715mm | 11.0kg | 6.0kg | 風アイロン(低温ヒート式) |
SHARP | ES-X11B | 640×1115×739mm | 11.0kg | 6.0kg | ヒートポンプ乾燥 |
ドラム式洗濯乾燥機BD-SG110JL|日立
ES-X11B 仕様/寸法|SHARP
他にも数多くのドラム式洗濯機がありますので、ご自身に合ったものを探してみましょう。
まとめ:ドラム式洗濯機の寿命を把握したうえで買い替えよう!
本記事では、ドラム式洗濯機の買い替えのタイミングや寿命と勘違いしやすい現象、処分方法などについて解説しました。ドラム式洗濯機の寿命は6年〜10年程度とされていますが、使い方次第では長く使える可能性も十分にあります。
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