エアコンを安くお得に買える時期はいつ？購入時の注意点やおすすめメーカーも紹介

エアコンは購入時期によって価格が変わりやすい商品です。特に6月から7月頃は夏に向けてエアコンの需要が高まるため、1年の中で最も価格が高くなります。

反対に、エアコンの価格が下がりやすくなる時期は1年に3回あります。できるだけお得にエアコンを購入したい方は、価格が安くなりやすい時期に、できるだけお得な方法で購入するのがおすすめです。

本記事では、エアコンが安く買える時期やお得に買う方法を解説します。エアコンの買い替え時期や選び方で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

エアコンを安く買える3つの時期

エアコン価格は、需要が高まる初夏に高くなる傾向があります。そのため、初夏を外せば、比較的安くエアコンを購入できる可能性があります。最高値の時期を避けつつ、最安値に近い価格でエアコンを買える時期は、以下の3つです。

• モデルチェンジの時期
• 家電量販店の決算時期
• 年末・年始などのセール開催時期

それぞれ詳しく見ていきましょう。

モデルチェンジの時期

新商品が発売されるモデルチェンジの時期は旧商品が値下がりするケースが多く、エアコンを安く買えます。

エアコンの新商品の発売時期は年に2回あり、各メーカーの高性能な上位モデルは10〜11月頃、スタンダード・中級モデルは2〜3月頃に発売されるのが一般的です。

そのため、上位モデル発売前の8〜9月頃と、スタンダード・中級モデル発売前の12〜1月頃がエアコン値下がりのタイミングです。

家電量販店の決算時期

家電量販店の決算時期もエアコンを安く買える時期の1つです。多くの家電量販店では、決算や中間決算が実施される3月や9月に合わせて、年度内の売り上げを伸ばすために在庫処分セールが開催されます。

たとえば3月は、新生活や新学期に合わせてエアコンを購入したい方にとっても、ちょうどよいタイミングでしょう。

年末・年始などのセール開催時期

12月〜1月の年末・年始の時期は、「歳末」「新春」「初売り」などのセールが頻繁に開催されるので、エアコンが安く買えます。冬のボーナスが支給されたあとでもあるので、1年の中で最も消費者の購買意欲が高まる時期です。

そのため、店側も売り上げを伸ばそうと販売に力を入れており、セールや価格交渉でエアコンの値下げが期待できます。

エアコンをセール以外で安く買う4つの方法

故障や引っ越しなどで急にエアコンが必要になり、買う時期を選べないこともあるでしょう。そんなときは以下の4つの方法を試すとエアコンをお得に購入できる可能性があります。

• アウトレット品を狙う
• 型落ちエアコンを購入する
• 古いエアコンを下取りに出す
• 中古品を検討する

さっそく確認しましょう。

アウトレット品を狙う

アウトレット品は通常より安く販売されていることがほとんどです。アウトレット品になる理由はさまざまですが、以下のようなケースが見受けられます。

• 返品された商品
• 展示品
• 傷がある商品
• 外箱の不良品

このような理由でアウトレットになっている商品は、機能面に問題がない場合がほとんどです。

アウトレット品は実店舗でも取り扱っていますが、オンラインショップでの販売が多い傾向です。「エアコン　アウトレット」といったキーワードで検索してみましょう。

型落ちエアコンを購入する

エアコンの新商品発売前の8〜9月頃や12〜1月頃は、旧モデルの価格が下がりやすくなります。新モデルと旧モデルを比較して性能に大きな差がなければ、旧モデルの購入は賢い選択といえるでしょう。

特に生産終了となったモデルは大幅に値下がりすることも多いため、お得感の強い買い物ができる可能性があります。最新モデルにこだわりがなければ、型落ちエアコンの購入がおすすめです。

古いエアコンを下取りに出す

古いエアコンを下取りに出せば、新しいエアコンの購入費用を抑えられるかもしれません。下取りできるかどうかは販売店によって異なりますが、なかには1〜5万円ほどで下取りしてくれるケースもあります。

また、リサイクルショップで買い取ってもらう方法もあります。買取査定やエアコンの取り外しサービスを無料としているお店もあるため、選択肢のひとつとして検討するといいでしょう。

さらに、下取りを利用することで、エアコンの処分に必要なリサイクル料金約1,000円も不要になります。

関連記事：【2024年】エアコンの下取りキャンペーンで買替え！大手9社の価格相場を比較

中古品を検討する

エアコンを中古品で購入するメリットはなんといっても価格の安さです。数年前の型落ち品であれば、最新モデルとさほど性能が変わらないことも多いので、検討する価値は十分にあります。また、中古品は多くの場合、クリーニングや整備済みの状態で販売されます。そのため、衛生面や機能面に大きな不安を感じることなく使用できるでしょう。

ただし、中古品は過去の使用頻度や使用環境がわからないため、製品の状態や付属品の有無などをよく確認する必要があります。できれば実物を見て、動作確認してから購入するのがおすすめです。

エアコンの買い替え時期の目安

エアコンが壊れてしまったとき以外にも、買い替えを検討すべきタイミングが3つあります。

• 使用に支障が出るとき
• 標準使用期間を超えたとき
• 生活スタイルが変化したとき

詳しく見ていきましょう。

使用に支障が出るとき

エアコンの性能が低下し、使用に支障が出るようになったら買い替えを検討するタイミングです。具体的には以下のような症状です。

• 冷暖房効率の低下
• 異臭や異音がする
• 水漏れが発生する

このような問題が起きたとしても修理すれば直る可能性もありますが、購入から10年近く経っていて、修理に数万円かかる場合は買い替えるのがおすすめです。

標準使用期間を超えたとき

使用年数が10年を超えるエアコンは、使用に影響が出ていなくても注意する必要があります。エアコンの標準使用期間は10年が目安とされていて、令和5年に行われた内閣府の消費動向調査によると、平均使用年数は13.7年です。

10年を超えるとメーカーが部品を保管しなくなるため、修理して使い続けたくてもできない可能性を考慮して、買い替えを検討しておくとよいでしょう。

また、買い替えのタイミングが初夏になると、設置工事の予約が混雑します。エアコンが使用できない不便な生活をしないためにも、夏が来る前に動作チェックしておくことをおすすめします。

生活スタイルが変化したとき

家族の生活スタイルやライフステージが変化したときも、エアコンを増設するタイミングです。

• リモートワークで自宅勤務が増えたので、集中して作業できる個室が欲しい
• 子供の成長に合わせて、リビングだけでなく子供部屋にもエアコンが必要になった
• ペットを迎え入れたので、室温や湿度の調整をして快適な空間を作りたい

このような暮らしの変化に合わせてエアコンを買い替えたり増設したりすることは、家族全員の快適な生活につながります。生活スタイルの変化に応じて、柔軟に検討してみてはいかがでしょうか。

エアコンを安く買える場所

ここでは、エアコンを安く購入できる場所を4つ紹介します。

• 家電量販店
• ネット通販
• フリマアプリ
• リサイクルショップ

それぞれの特徴や注意点を解説します。

家電量販店

家電量販店では、セールや値引き交渉次第でお得にエアコンを購入できます。しかし、人件費や家賃などが商品価格に上乗せされるため、全体的な価格は高くなる傾向です。

家電量販店で購入するメリットは、店員に相談しながら実物を見て商品を検討できることです。エアコンに関する知識がなくても、各メーカーの特徴や、自分に合った機能のエアコンを簡単に知ることができます。また、保証制度も充実しているので、アフターサービスを重視する方にもおすすめです。

家電量販店で購入する際は、エアコンの価格だけでなく、購入前後のサービスを含めた総合的な価値を見て判断するといいでしょう。

ネット通販

ネット通販では、店舗よりも安い価格でエアコンを購入できることが多いです。ただし、店員に対面で相談できないため、必要な情報を自分で調べて比較検討できる方に向いています。購入までのリサーチに時間はかかりますが、いろいろな視点から商品の評判を確かめられるメリットもあります。

最近は設置工事の申し込みや保証への加入もオンラインで完結するので、ネット通販に慣れている方は利用を検討してみてください。

フリマアプリやオークションサイト

メルカリやジモティーなどのフリマアプリでは、個人間の取引でエアコンを安く購入できる可能性があります。ときには驚くほど安い価格で出品されていることもあり、思わぬ掘り出し物が見つかるかもしれません。

ただし、写真や説明文だけで商品の状態を正確に把握するのは、素人には難しいでしょう。設置工事も自分で手配する必要があるので、手間もかかります。

エアコンに関する知識があって目利きができ、フリマアプリやオークションサイトでの取引経験が豊富な方におすすめです。

リサイクルショップ

リサイクルショップなら、中古のエアコンを安く購入できるだけでなく、実物を確認してから買うことができます。多くの場合、販売前にクリーニングが行われているため、清潔感や衛生面も安心です。

中にはエアコンの保証や設置工事の手配をしてくれるお店もあります。リーズナブルな価格で質の高いエアコンが欲しい方は、リサイクルショップを覗いてみると良いでしょう。

エアコンを買い替える際の注意点

エアコンをコスパよく買い替える際のポイントを4つご紹介します。

• 工事費や追加料金を確認する
• 適用畳数が適切なエアコンを選ぶ
• 最低限の保証があるか確認する
• 自分にあった機能のエアコンを選ぶ

順番に見ていきましょう。

工事費や追加料金を確認する

エアコンの購入費用には、本体価格だけでなくさまざまな工事費や追加料金が含まれている場合があります。具体的には以下のようなものです。

• 古いエアコンの取り外し費用
• 古いエアコンの処分費用（リサイクル料金）
• 追加工事費用（室外機の吊り下げ、2段置き、屋根置き、配管延長など）
• 新しいエアコンの取り付け費用

これらの費用は店舗によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。見積もりを取って比較し、適正な料金か確認するようにしましょう。

適用畳数が適切なエアコンを選ぶ

エアコンは使用する部屋の広さや環境に合った適用畳数のものを選ぶ必要があります。適用畳数が適切でないと、効率的に冷暖房が効かなかったり、必要以上に大きな能力のエアコンを使って電気代がかさむためです。

適用畳数に少しゆとりを持たせると、より快適に省エネで使用できるといわれています。また、窓から入ってくる熱や機密性を考慮すると、木造で窓が大きな部屋よりも、鉄筋で窓が小さな部屋のほうが冷暖房効率はよくなります。部屋の広さとともに使用環境も考慮し、適切なサイズを選びましょう。

最低限の保証があるか確認する

急な故障に備えて、保証制度を確認しておくことも大切です。夏や冬は冷暖房が使えないと非常に不便です。必要な場合はすぐに修理サービスを依頼したり買い替えたりできるように、最低限の保証があるかどうか確認しておきましょう。

特にリビングなど稼働率の高い場所で使うエアコンは、しっかり保証を付けておくのがおすすめです。メーカー保証は基本的に1年ですが、不安な場合は延長保証をつけると安心です。

自分に合った機能のエアコンを選ぶ

最新のエアコンは、人感センサーやフィルター自動洗浄など、たくさんの便利機能を搭載していますが、その分価格が高くなる傾向にあります。

例えば、定期的な掃除が苦手な方はお掃除機能付き、花粉やホコリなどが気になる方は空気清浄機能付きなど、自分にとって必要な機能を見極めましょう。多機能にこだわらず必要な機能だけが付いたシンプルな機種を選べば、エアコンの購入価格を抑えられます。

買い替えにおすすめの省エネエアコン3選！電気代節約にもなる

ここでは、買い替えにおすすめのエアコンを3つご紹介します。すべて省エネ機能がついたモデルなので、購入後の電気代節約も期待できます。

• ダイキン　うるさらX
• 三菱電機　霧ヶ峰
• パナソニック　エオリア

ダイキン　うるさらX

ダイキンはエアコンの国内トップメーカーのひとつです。おすすめのモデルは給水なしで加湿できる無給水加湿や、冷やし過ぎない快適な除湿機能が特徴の「うるさらX」です。

室温が設定温度になると自動的に節電運転になり、消費電力を抑えた効率的な運転を行なってくれます。

三菱電機　霧ヶ峰

三菱電機のエアコンの特徴は、赤外線センサー「ムーブアイ」により人や床の温度を検知し、快適な室内環境を保つことです。効率的な運転を行うことで無駄な電力消費を抑え、省エネにつながります。

ロングセラーの「霧ヶ峰」は、ムーブアイをはじめとした省エネ性能やフィルターお掃除などの清潔機能の評価が高く、シリーズ全体で人気があります。

パナソニック　エオリア

パナソニックの「エオリア」は、ウイルスやカビ、花粉などの有害物質を独自機能の「ナノイーX」で除去するのが特徴です。イオンを放出することでエアコン本体内のカビの発生を抑制するため、空気清浄機の役割も果たします。

ペットを飼っている方やアレルギー体質の方に人気のあるモデルです。

まとめ：エアコンを安く買える時期を見極めて、お得に買い替えよう！

エアコンを安く購入できるタイミングは、以下のとおり大きく年に3回あります。

• モデルチェンジ時期
• 家電量販店の決算時期
• 年末・年始などのセール開催時期

しかし、これらの時期を逃しても、アウトレット品や型落ち品の購入、下取りサービスの利用、中古品の検討など、お得にエアコンを買える方法はいくつかあります。

特に、愛知県・岐阜県を中心に展開するリサイクルショップ「再良市場」は、エアコンをお得に買い替えたい方におすすめです。再良市場では、エアコンの下取りや買取を、取り外し工事も含めて対応してくれます。

さらに、品質の良い中古エアコンをリーズナブルな価格で販売し、設置工事まで一貫して請け負ってくれるため、エアコンの買い替えがスムーズです。

エアコン購入の際は、買い替え時期の目安を踏まえつつ、お得に買うコツを押さえて、自分に合ったタイミングと方法で買いましょう。