「テレビの寿命はいつ?」
「テレビの寿命が近づくとどんなサインが現れるの?」
このようなお悩みはありませんか?
この記事では、テレビの寿命についての情報や寿命を延ばす方法、適切な処分方法について詳しく解説します。
テレビを安心して長く使うための参考として、ぜひ最後までお読みください。
テレビの寿命は約10年!平均的な使用年数を解説
テレビの平均的な寿命は約10年と言われています。これは内閣府の消費者動向調査に基づいたデータであり、カラーテレビ(液晶・プラズマ等)の平均使用年数を表しています。
買い替えの理由は「故障」が64.8%を占めているため、テレビの寿命が10年程度と考えても良いでしょう。
ただし、10年はあくまで目安であり、テレビの種類や使用環境によって寿命は異なります。
また、メーカーの部品の保有期間は約8年(※)であるため、故障のタイミングによっては部品の入手が難しいこともあります。
※参照:別表3|製造業表示規約|公正競争規約|公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会
テレビの種類別の寿命(有機EL、液晶、プラズマ)
テレビの種類によって、寿命は異なります。
家庭用として使用される有機EL、液晶、プラズマの3種類のテレビについて、概要と寿命を以下にまとめました。
種類 | 特徴 | 寿命 |
---|---|---|
有機EL | バックライトが不要で非常に薄型、高コントラストと広視野角を持つ | 約4〜10年 |
液晶 | バックライトの光を液晶パネルで調整し、色を表示する | 約8〜10年 |
プラズマ | 画素一つずつがプラズマ発光する | 約15〜30年 |
テレビの寿命は、有機EL、液晶、プラズマの順に短くなります。
使用環境による寿命の違い
使用環境もテレビの寿命を左右する要因の一つです。
たとえば、直射日光が当たる場所や高温多湿の場所では、テレビの内部部品が劣化するため、寿命は短くなります。
また、一日あたりの視聴時間が長いほど、テレビの内部部品が消耗するため、寿命を縮めます。
テレビの寿命が近づいたときの症状
テレビに以下の症状が現れた場合は、寿命が近づいているサインです。
それぞれの症状について解説します。
画質の不具合(色あせ、縦線、画面のちらつき)
画質に不具合が生じると、テレビの寿命が近づいているかどうかが判断できます。
具体的な症状としては、色あせや縦線、画面のちらつきなどが挙げられます。これらは、液晶パネルの劣化や内部基盤の故障が原因です。
また、テレビの背面にあるケーブル(コネクタ)の接続不良も考えられます。
音質の不具合(ノイズ、音割れ、音が出ない)
音質の不具合からもテレビの寿命が近づいているかどうかが判断できます。
以下のような症状があります。
- ノイズが入る
- 音が割れる
- 音が出ない
これらの症状は、スピーカーユニットの劣化や、音声回路の故障が原因で生じます。
また、悪天候やケーブルの接触不良による電波の乱れも原因として考えられます。
電源の不具合(電源が入らない、頻繁に再起動する)
電源に関する不具合も、テレビの寿命が近づいたサインです。
電源が入らなくなったり、頻繁に再起動を繰り返したりする場合は、電源回路の故障や内部基盤の劣化が考えられます。
テレビの寿命が近づいた場合の対処法
テレビの寿命が近づいた場合、どのように対処すればよいかを解説します。
対処法としては、セルフチェック、修理、買い替えの3つが考えられます。
セルフチェックをおこなう
テレビに不具合が生じた場合、自分でできるセルフチェックをおこないましょう。
以下の項目を確認することで、簡単に解決できる場合があります。
- リモコンの電池はあるか
- 電源コードが挿入されているか
- 配線の抜けや緩みはないか
- 設定は正しいか(省エネモードで画面が暗くなることがある)
- 電波の受信状況に異常はないか(悪天候による電波障害)
これらの項目をチェックしても問題がない場合は、メーカーや家電量販店に相談することをおすすめします。
修理する
セルフチェックで不具合が解消しなかった場合、修理を検討しましょう。
一般的なテレビのメーカー保証期間は1年です。
保証期間が終わった後、業者に修理を依頼する際には、技術料、部品代、出張料などの料金が発生します。
ただし診断だけで、修理をおこなわなかった場合にも、出張診断料がかかる場合があることに注意しましょう。
以下に一般的な修理費用の目安を示します。
[40〜50型(リビング10〜12畳向け)の場合]
修理項目 | 料金目安 |
---|---|
画面(パネル)ユニットの交換 | 10〜15万円 |
電源や放送受信、音声関連 | 3〜3.5万円 |
リモコンの不具合 | 1.2〜1.6万円 |
修理費が高額になる場合は、買い替えの方が経済的なこともあります。
買い替える
テレビの使用年数が長く、修理費用が高額になる場合は、新しいテレビへの買い替えをおすすめします。
新しいテレビを選ぶ際のポイントとして、省エネ性能や画質、機能性などがあります。
新しいモデルは、旧モデルに比べて、消費電力が低く、省エネ性能が向上していることが多いです。
そのため、長期的に見ると、電気代の節約につながります。
新しいテレビを選ぶ際のポイントを以下にまとめました。
- サイズ:部屋の広さに適したサイズを選ぶ
- 画質:解像度、HDR対応、有機ELテレビかどうかなど
- 音質:スピーカーの数、サラウンド対応かどうかなど
- 機能:録画機能、インターネット接続機能、スマートスピーカー機能など
- 価格:予算に合った価格帯のテレビを選ぶ
テレビの処分方法
テレビの処分は、家電リサイクル法に基づいておこなう必要があります。
家電リサイクル法は、廃棄される家電製品を再資源化することを目的とした法律です。
ここでは、テレビの処分方法を紹介します。
リサイクルショップに依頼する【おすすめ】
リサイクルショップに依頼する場合、手間や時間がかからないことがメリットです。
出張買取もおこなっているため、自家用車がない人や、自分で持ち込む時間がない人も利用できます。
しかし、買取価格を自分で決められない点がデメリットです。
ショップにより、買取価格や出張手数料が異なるため、事前に複数のショップを比較検討しましょう。
家電量販店にもちこむ
家電量販店にテレビを持ち込む方法もあります。
この場合にかかる費用は、リサイクル料金と収集運搬料です。
さらに、訪問回収を依頼する場合は、訪問回収費も追加されることがあります。
たとえば、液晶・有機EL・プラズマテレビの40型の場合、約5〜6,000円程度の費用がかかります。
【内訳】
リサイクル料金:3,000円〜(テレビのメーカーにより異なる)
収集運搬料:2,500円
訪問回収費:3〜4,000円
参考:家電リサイクル回収のお申込について | ヤマダウェブコム
参考:商品を購入せず処分のみでもできますか? | よくあるご質問 | 株式会社ノジマ サポートサイト
指定引取場所にもちこむ
指定引取場所に持ち込む方法は、リサイクル料金の負担だけのため、最も安く処分できます。
ただし、テレビを自分で持ち運ばなければならないため、車が必要です。
また事前に、家電リサイクル券を郵便局で購入しておく必要があります。
自治体の委託業者に依頼する
自治体の委託業者に依頼して、テレビを処分する方法もあります。
この場合に必要な費用は、リサイクル料金と収集運搬料です。
自分でテレビを持ち出す必要がないことと、自治体のサービスであるため、安心して利用できることがメリットです。
市区町村のホームページで委託業者を調べ、依頼できます。
自治体ごとに手続きが異なるため、事前に確認しましょう。
下取りに出す
新しいテレビを購入する際に、古いテレビを下取りに出す方法もあります。
下取りサービスを利用すると、処分費用がかからないことがメリットです。
条件によっては、無料で下取りしてもらえるか、新しいテレビの購入価格から値引きされる場合もあります。
ただし、古いテレビは下取りの対象外になることもあるため、事前に確認が必要です。
フリマサイトで出品する
テレビをフリマサイトで出品する方法もあります。
フリマサイトを利用するメリットは、自分で金額設定ができる点と、リサイクルショップより高く売れる可能性がある点です。
しかし、出品数が多いため、商品が埋もれてしまったり、売却までに時間がかかる恐れがあります。
また、大型家電の場合は送料がかかり、梱包の手間も増えるため、手軽さには欠ける点がデメリットです。
テレビの寿命を延ばすための効果的な方法
テレビを買い換えたら、できるだけ長く使いたいと思う人が多いでしょう。
寿命を延ばすためには、適切な使用環境や使用方法、定期的なメンテナンスが重要です。
ここでは、テレビの寿命を延ばすための効果的な方法をご紹介します。
適切な設置場所と使用環境
テレビを長持ちさせるためには、設置場所が重要です。
まず、直射日光や高温多湿の場所は避けましょう。
これらの環境は、テレビの内部にダメージを与える可能性があります。
また、風通しの良い場所に設置することも大切です。
テレビの周りに物を置かないようにし、放熱がおこなえるようにしましょう。
特に、通気口を塞がないように注意してください。
定期的なクリーニングとメンテナンス
テレビの寿命を延ばすためには、定期的なクリーニングとメンテナンスが欠かせません。
まず、テレビの画面は柔らかい布で優しく拭き、ホコリや汚れを取り除きましょう。
次に、本体の通気口も定期的に掃除することが重要です。
通気口にホコリが溜まると、放熱が妨げられ、内部の温度が上昇してしまいます。
掃除機のブラシアタッチメントを使って、通気口のホコリを吸い取ると効果的です。
使用方法の見直し
テレビの使用方法を見直すことも、寿命を延ばすためには効果的です。
たとえば、テレビのつけっぱなしは避け、長時間見ない場合は電源プラグを抜くことを心掛けましょう。
また、画面の明るさや音量の設定を適切に調整することも重要です。
電力消費を抑え、部品への負担を軽減できます。
テレビの寿命についてよくある質問
テレビの寿命について、よくある質問を以下にまとめました。
テレビを買い替える時期はいつですか?
テレビを買い替える時期は、テレビの種類や使用頻度によりますが、一般的には10年(※)が寿命とされています。
特に画面の色が変わったり、映像の鮮明さが落ちたりした場合は、寿命が近づいているサインです。
また、新しいモデルは省エネ性能が向上しているため、電気代の節約にもつながります。
寿命が近づいた場合は、買い替えを検討しましょう。
参考:内閣府 消費者動向調査 令和5年(2023年)12月実施分
有機ELテレビは捨てられないって本当ですか?
有機ELテレビは、令和6年4月1日以降は家電リサイクル法の対象品目となり、他のテレビと同じように処分できるようになりました。
有機ELテレビを処分する際は、リサイクル券が必要です。
家電量販店や自治体の回収サービスなどを利用して適切に処分しましょう。
省エネ性能の高いテレビはありますか?
省エネ性能の高いテレビを選ぶ際には、年間消費電力量を基準に比較することが重要です。
テレビの省エネ性能が高いかどうかを簡単に確認できるのが、統一省エネラベルです。
統一省エネラベルには、星の数や年間消費電力量が記載されており、星の数が多いほど省エネ性能が高いことを示しています。
省エネ性能の高いテレビを選ぶことで、電気代の節約だけでなく、環境負荷の軽減にもつながります。
テレビの保証期間はどのくらいですか?
テレビのメーカー保証は一般的に1年です。
しかし、機種によっては延長保証をおこなっている家電量販店もあります。
これにより、保証期間を3年や5年に延長できる場合があります。
購入時には、保証内容や延長サービスについても確認し、万が一の故障に備えると安心です。
保証期間内に問題が発生した場合は、早めに対応することをおすすめします。
まとめ:寿命が近づいたテレビの処分・買取は再良市場におまかせ!
テレビに不具合が現れたとき、セルフチェックや修理をしても改善されなければ、テレビの買い替えを検討しましょう
再良市場では、寿命が近づいたテレビの処分や買取をおこなっています。
店頭買取と出張買取の2つの方法から選べ、大型テレビなら出張買取が便利です。
さらにLINEで無料見積もりができるため、事前に買取価格の目安が分かり安心です。
寿命が近づいたテレビを処分し、新しいテレビへの買い替えを検討する際には、ぜひ再良市場のサービスを活用してみてください。